2013年11月2日土曜日

ウッドデッキ or タイル貼りテラス、それとも・・・。


よく、ウッドデッキにしようか、タイル貼りのテラスにしようか悩まれることが多いと思います。ウッドデッキにしても天然木や人工木樹脂にするか。それぞれ、メリット、デメリットがあります。

天然木のウッドデッキは木の温もりが感じられます。でも、ささくれや反りが出たり、定期的な塗装などのメンテナンスも必要です。イペ材やウリン材のハードウッド材もありますが、高価なものであり、不法伐採によるものもあります。
人工木樹脂のウッドデッキでは、メンテナンスはほとんどフリーであります。しかし、木の温もりは感じられません。費用は以前より安くなってきましたが、天然木よりは少々、高くなります。

タイル貼りのテラスは、メンテナンスはほとんど要りません。建物によっては、ウッドデッキよりタイル貼りのテラスの方が合うこともあるでしょう。しかし、一般的には、室内とタイル貼りテラスでは、段差ができてしまいます。(おさまりを考えれば段差は少なくすることも可能ですが)今のほとんどの住宅では建物基礎の上に水切りがありそこが床下の換気口にもなっています。タイル貼りのテラスで室内と段差無く作ろうとするとそこを埋めてしまうことになります。建物には、あまり良くないことです。

室内から段差無く外に出たいとなると、ウッドデッキになります。しかし、メンテナンスができないとなると人工木樹脂のウッドデッキになります。しかし、人工木樹脂はなあ・・・となると選択肢がなくなってくるのです。


そこで、今回ご提案させて頂いたのが大判の御影石のテラス。


室内から見ると、



大判の石を使えば、建物際で立ち上がりをつくりオーバーハングをすれば室内とほぼ高さをそろえれます。素材は、石なのでメンテナンスもほとんど要りません。施工面では、仕上げは半日あれば十分終わります。工期も短縮できます。また、タイルと違って、目地が無いので広くも感じると思います。



大判の御影石のテラスの廻りには雑木を植え付けて道路からの目隠しと石のテラスに木陰を落とすように、セットで計画します。


道路から見ると木々が重なって目隠しになります。
目隠しのためにフェンスをするより、雑木があれば目隠しと心地良さも感じられます。



みなさんは、ウッドデッキ派?人工木樹脂派?タイル貼りテラス派?それとも、大判石のテラス派?



ナインスケッチのホームページは、http://9sketch.com/(11月中旬にホームページをリニューアル予定です)