2013年8月25日日曜日

湯河原 阿しか里の雑木の庭

高田造園さんが作っている湯河原の温泉宿『阿しか里』の雑木の庭を見学させて頂きました。宿泊する訳でもなく、アポも取る訳でもなく、突然訪問し、見させて下さい。と申し出たのですが、宿の方は快く「いいですよ。」とおっしゃってくれました。

ぼくが雑木の庭に魅了させてもらったのも高田造園さんと出会ったのがきっかけであり、高田さんが作る雑木の庭で個人住宅だと中々勝手に見ることはできなく、今回は旅館だからきっと見せてくれるだろう、チャンスだな!と勝手に思い、思いだって見させて頂きました。


流れは昔からあったかのように自然にとけ込んでいます。

奥の山が借景となっていて、そこの土地だけで庭作りをするのでなく周辺環境も取り入れた計画はすばらしく感じ、僕が好きな京都の無隣庵を思い出しました。


コナラやモミジ類の幹の動きというのか傾き、木々同士の組み合わせ方は、勉強になります。

樹木同士をどの位の感覚で植えるのか

流れとコケとの取り合いや土の盛り具合や下草の配置。
などなど、勉強させてもらうところがたくさんあります。



どの角度から見ても、絵になりますね。
正に僕が目指している、庭と建築が調和しています。


室内から見ても涼しげに感じます。

今度は、ワインを飲みながらゆっくり、休みに来たいなと思います。


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2013年8月15日木曜日

夏期休暇


ナインスケッチは、下記の日程で夏期休暇を頂きます。

8月16日(木)〜8月20日(火)
はお休みを頂きます。

リフレッシュし、更にご満足頂けるご提案ができるように充電して参ります。
休み中にご連絡頂いた件に付きましては、21日以降に順に対応させて頂きます。
ご了承お願い致します。


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掛川市Fベースさんの雑木の庭 植栽計画


Fベースさんの雑木の庭の植栽のポイントは、まずは、家際に高木を植えること。
それも、1階の窓だけでなく2階の窓の位置を確認しながら植え付けていきます。
1階からの景色はいいけど、2階からの景色は殺風景となりがちです。どの部屋にいても緑を感じられるように、2階からの枝葉が揺れるのを感じたり、小鳥が羽を休めにくるのを眺めたりもできるのです。

また、住環境を考える上でも役立ちます。
ウッドデッキをつくっても夏場はそのウッドデッキが直射日光を浴びて高温になってウッデッキにはでれません。家際に高木を植えることでデッキに木陰を落としてくれ、生活スペースが広がります。

また、ウッドデッキから生まれる照り返しや輻射熱が室内の熱環境に悪影響を及ぼします。家際に高木があることで木陰をつくりウッドデッキの熱を和らげてくれます。樹木がないと相当深い軒先が必要になると思います。(本来、ウッドデッキを提案するなら樹木もセットで提案すべきだと思います。)

今年は、植えたばかり枝葉の広がりも少しですが、2、3年すれば木陰に囲まれたウッドデッキになることでしょう。
ウッデッキにに映る木陰が風に揺れるのを眺めるのも心が落ち着きます。

こちらは、東側の雑木の庭。
限られた予算の中で、ウッドデッキ廻りを中心に植栽させて頂きました。
こちらも1階だけでなく2階の窓の位置を気にしながら配置し、1階の窓はどの角度からみても道路から植栽が重なるように目隠しできるように配置にしています。



そして、もう一つのポイントは樹木を寄せて植え付けること。
木立にして植える、高木層、中木層として階層的に組み合わせて競合させて上へ伸びさせる。また、樹木は幹肌と地面が暖まるのを嫌います。1本だけで植え付けると限られた影しか出来ません。寄せて植えることでお互いが陰をつくり守りあう。自然の森の環境のように植え付けることが大切なのです。1本で植えているから樹木は幹肌や地面に熱を当てないように枝葉を広げます。成長が早くなり、人間にとっては伸びる枝葉は邪魔に感じてしまいます。
たくさん植え付けることでたくさんの樹木を管理するのが大変だと思いがちですが、1本で植えるよりゆっくりと健康に育ってくれるので枝葉の剪定や病害虫の管理は返っては楽になるのです。

街路樹なんかは、厳しい熱環境の中に植えられて、その熱から守ろうと伸ばした枝葉は人間にとっては邪魔だからと勝手に無惨な姿に剪定されかわいそうな樹木です。


そして、根元を叩いて仕上げる。
叩くことで雑草が少しでも生えにくくなり、その土地にあったコケが付きやすくなります。足下がすっきりしていれば落ち葉の掃除も楽ですね。


緑は、ほとんどの人が「いいな。」と感じると思います。
でも、自分の家に緑が欲しいかどうかと考えた時、管理が大変そう、病害虫が発生したら嫌だ。として敬遠してしまう人が多いのではないでしょうか。
それは、土壌改良を含めて、配置計画など自然の環境のように植え付ければ管理も楽になり、本来の緑の良さが感じられるのだと思います。


Fベースさんの雑木の庭のツリバナマユミの実も赤く染まり始めました。
夏も終盤になり秋を感じさせてくれます。
ここの雑木の庭は日に日に変化し2年後、3年後、5年後と樹木1本としてでなく庭として成長してくれます。
庭の成長と共に心の成長、豊かさが増してくることでしょう。


高田造園さんから「庭をつくるというより、快適な住環境をつくるというのがこれからの雑木の庭では大切なコンセプトになる。」という教えを頂き、これからも更に勉強し、新築の家が出来ると緑が減るのではなく、家ができると緑豊かな環境が増えていくような外構、庭の提案を心掛けていきたいと思います。


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2013年8月4日日曜日

掛川市Fベースさんの雑木の庭 外構のプランニング

掛川市の工務店Fベースさんのモデルハウスの外構と雑木の庭の工事が完工しました。
Fベースさんは、「暮らし」をしていく上で大切なのは、建物本体だけでなく庭や家具(インテリア)も大切。という考えを持っていnいます。
餅は餅屋という考えもあり、ある程度の暮らし方などの要望は伝えて、あとは専門家に任した方がいいものができる。
そんな思いや考えからご依頼を頂いてプランニングし施工させて頂きました。


庭を考える上でまずは、外構計画と同時に考える必要があると思います。もっと言うと建物の計画と同時に庭や外構計画が必要だと思います。

今回のご要望の中でスロープが欲しいということがありました。
スロープだけでは健常者にとっては不便だと思います。階段もほしいと思いますので、スロープと階段、両方の計画をご提案させて頂きました。

また、スロープの取り方。
普通は、スロープは直線敵にクランクするようにつくるのが一般的ですが、今回は斜めに振りました。

斜めにすることでスペースが生まれます。その空いたスペースに植栽を計画することが出来ます。(むしろ、そこに植樹帯が欲しかったから斜めに振りました。)
そこに植栽を計画することでスロープを通る時は植栽の間を通り抜ける気持ち良さ、心地良さが感じられます。
また、道路側から見た時、部屋から見た時、奥の植栽帯と重なり合って見えることで奥行き感が感じられると、目隠しが強くなりプライベート感が感じられます。



また、ここで、もう一つお伝えしたのは、
おそらく他の外構屋さんならブロックやフェンスを駐車場と庭の間に計画することが多いでしょう。
高低差もあり土留めをしたがります。
構造物を作ればコンクリートの基礎も必要で費用がかかります。
ぼくは、その費用を植栽計画に掛ければいいと思っています。植栽が増えれば見た目も良いし、気持ちよくも感じられ、五感にも豊かさを与えてくれます。
土留めなんかも必要ないのです。自然の山はフラットな土地はありません。外構や庭を作る上ではむしろ斜面がある方が自然で趣がでると思っております。



ブログが長くなりそうなので、今回はここまで。
次回は、雑木の庭の樹木の配置や植え方について書きますね。
ではでは。


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2013年7月24日水曜日

掛川市 Fベースモデルハウスの外構と雑木の庭工事



 Fベースさんのモデルハウスの外構と雑木の庭工事をはじめさせて頂き2週間を過ぎようとしています。
8月3、4日のオープンに向けて最後の追い込みになります。
日にちも限られてきたので外構と植栽工事を同時に進められるところから手をつけていきます。職人さんにも暑くて大変な中がんばってもらっています。


合わしてぼくの仕事は、植栽計画のイメージを膨らませること。

部屋の中に入らせて頂き、どこに植栽があると気持ちよく感じられるか、その先の構造物を隠すには、ウッドデッキや室内に木陰を落とすにはなど考えながらイメージを膨らませます。

また、大切なのは、1階だけでなく2階にいても緑が感じられるように配置計画を考えること。
家際に植えれば、家の中にいても枝葉が揺られ風を感じられ、鳥がくればさえずりも聞こえます。
今日は、その2階にいても緑が感じられるような高木類を搬入しました。
コナラを中心とした雑木の庭木です。
合わして、タテヤマユーキとくん炭と堆肥を搬入。植栽は土壌が大切ですからね。土壌改良には惜しみなく力を注ぎます。僕たちが緑の力を借りて快適に過ごしたいなら、植栽にも快適に過ごせる環境を作らないと行けませんからね。

今日は、生憎天気でした。また、明日から工事の再開です。

8月3、4日のオープンに是非お越し下さい。
雑木の庭の心地良さを感じて頂きたく思います。


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2013年7月12日金曜日

植栽時の土壌改良

昨日は、格子フェンスに囲まれた中庭に樹木を植え付けてきました。
職人さん1人を連れてぼくと合わせて2人の作業。
すぐ終わるだろうとあまくみていました。
掘っても掘っても、土が悪い。土が固く砕石みたいな土質。
タイルに囲まれた80cm角程度のマスでの堀作業は人1人が入るがやっと。作業性も悪く中々辛い作業でした。

1m程掘ってもこの土質。これでは、健康に樹木は育ってくれません。

ぼくらが、緑の力を借りて心地よく快適すごしたいなら、樹木にとっても快適な環境を作ってあげないといけませんね。樹木にとっては、タイルに囲まれているだけで過酷な環境です。土だけでもなるべく良い環境を作ってあげないと。
昨日は、猛暑の30度超え。こうなったら、気力との勝負です。

穴堀り次は、土壌作り。
土壌には、堆肥をたくさんと微生物土壌改良材のタテヤマユーキを混ぜながら埋め戻していきます。

水決め時には、植物活力液のHB−101を混ぜて水やりをします。
HBー101は天然の植物活力液なので無害で無農薬。また、土中の微生物の活力とバランスを確保してくれます。

1本植え付けるのに2人で2時間程度掛かってしまいました。
健康で豊に育ってくれることを願います。
エントランスから格子越しにハナミズキが見えます。
やはり、ここに緑があるのとないのでは景色が違います。
この場所にハナミズキを提案させて頂いたのは、ハナミズキの花は上向きに花をつけます。このテラスは2階のバルコニーに面しています。バルコニーから眺めると花が1番きれいに見れるのです。1階だけでなく2階にいても緑や花を楽しめるような庭を身近に感じてほしいという願いも込めさせてもらいました。


そして、場所を変えてこちらは、掛川市の工務店Fベースさんのモデルハウス。
こちらも昨日から外構、雑木の庭の工事を着工させて頂きました。

雑木の庭の力で住環境、熱環境に対して少しでも貢献できるように計画していきます。
8月3日にはグランドオープンです。
どう、景色が変わっていくのか、自分自身でも楽しみです。


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2013年7月5日金曜日

大手住宅メーカーのエクステリア会社での講義

縁合って声を掛けて頂き、大手住宅メーカーのエクステリア会社で講義をしてきました。
この会社は住宅メーカーの外構や庭だけでなく、独自でエクステリアショップなども展開し静岡県だけでなく全国的にもそのショップは名が知れています。まだまだ未熟者な私がこんな会社に講義なんてしてもいいものなのかと思い悩みましたが、今までの仕事の見直しとこれからの仕事への思いを再確認できる良い機会だと思い、話しをさせて頂きました。

30名近くいる同業者、そして同世代の方も多く最初は緊張しました。

今回は「緑の力を活かした住環境の設計」というテーマで雑木の庭が作ってくれる豊かな住空間についてと、過去の施工例をスライドで説明させて頂きました。

雑木の庭は、夏の暑い時期には、木陰をつくってくれます。冬は、葉っぱを落とし暖かい日射しを庭や室内へと射し込みます。
夏の木陰でできた涼しい空気は、日向の空気と温度差が生じ風が生まれます。その涼しい風が室内へと送り込んでくれるのです。
自然の木々の力をもっと住まいに活かせば心が安らぎ、心豊かな生活が送れると思うのです。

高田造園さんの教えにそって、雑木の庭つくりのポイントをスケッチを見せながら説明させて頂きました。
一つは、家際に植栽すること。1階だけでなく2階の窓の位置も意識しながら、2階にいても緑が感じられるような配置にすること。
夏の南中時の太陽は78°にもなります。6mの高木を植えても1m程度の木陰しかできないのです。室内に木陰を落とし込むには家から離して植えては効果がないのです。
また、近いところで風に揺られる葉音が聞こえ、鳥がくれば鳥のさえずりも聞こえてきます。

二つ目は、木々を1本でなくまとめて密植して植えること。
自然の森は1本で植えてあるところはありません。1本で植えると直射日光や地面の照り返しによって幹が暖められます。幹が暖まり乾燥すると枯れやすくなります。そのために幹を守ろうと樹木は枝葉を広げようとしてきます。広がると枝葉は人間の生活領域に入り邪魔になり剪定しようとします。そうするとどんどん見た目は崩れ管理も大変になってきてしまいます。
だから、自然の森の用に樹木を密植して植え付けます。お互いが木陰を作りお互いが幹を守ってくれる。そうするとゆっくりと成長もし管理も楽な環境がつくれると思います。

その他に樹種の組み合わせや屋敷林を例に挙げ話しをさせて頂きました。


最後に話しをさせて頂いたことは、
心地よいと感じるのは自然の中に溢れていて建物の中より外にあると思います。心地よく、快適で過ごしやすい生活を与えてくれる緑を僕たちは提案することが出来る。エクステリアプランナーとして住まいを外から考えていきたいですね。建物の配置を少し振ることで三角のスペースができるのでそこに植栽を計画する。間取りや開口部も雑木の庭でできた冷気を室内に取り込みやすいように計画する。庭や外構計画側から建物を設計するのも有りだと思います。
高気密、高断熱の家が本当に快適な住まいなのか・・・。緑を通じて光や影、音や風を感じ、生き物の鳴き声や鳥のさえずりを聞き、心を豊にする。時には、樹木の剪定をしたり落ち葉はきをする。それが生きていくということであって自然なこと。そういう行為がなくなるから人間らしさも失っていくのではないでしょうか?!
家が建つと木々がなくなるのではなくてこれからは、家が建つと緑が増えてくる。どんどん街が潤おうような住まいつくり、街つくりを目指していきたいですね。

という話しをさせて頂きました。ちょっと偉そうでしたね。。。

こういう機会を与えてくれた関係者の方々には感謝します。
ありがとうございました。


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