2013年8月4日日曜日

掛川市Fベースさんの雑木の庭 外構のプランニング

掛川市の工務店Fベースさんのモデルハウスの外構と雑木の庭の工事が完工しました。
Fベースさんは、「暮らし」をしていく上で大切なのは、建物本体だけでなく庭や家具(インテリア)も大切。という考えを持っていnいます。
餅は餅屋という考えもあり、ある程度の暮らし方などの要望は伝えて、あとは専門家に任した方がいいものができる。
そんな思いや考えからご依頼を頂いてプランニングし施工させて頂きました。


庭を考える上でまずは、外構計画と同時に考える必要があると思います。もっと言うと建物の計画と同時に庭や外構計画が必要だと思います。

今回のご要望の中でスロープが欲しいということがありました。
スロープだけでは健常者にとっては不便だと思います。階段もほしいと思いますので、スロープと階段、両方の計画をご提案させて頂きました。

また、スロープの取り方。
普通は、スロープは直線敵にクランクするようにつくるのが一般的ですが、今回は斜めに振りました。

斜めにすることでスペースが生まれます。その空いたスペースに植栽を計画することが出来ます。(むしろ、そこに植樹帯が欲しかったから斜めに振りました。)
そこに植栽を計画することでスロープを通る時は植栽の間を通り抜ける気持ち良さ、心地良さが感じられます。
また、道路側から見た時、部屋から見た時、奥の植栽帯と重なり合って見えることで奥行き感が感じられると、目隠しが強くなりプライベート感が感じられます。



また、ここで、もう一つお伝えしたのは、
おそらく他の外構屋さんならブロックやフェンスを駐車場と庭の間に計画することが多いでしょう。
高低差もあり土留めをしたがります。
構造物を作ればコンクリートの基礎も必要で費用がかかります。
ぼくは、その費用を植栽計画に掛ければいいと思っています。植栽が増えれば見た目も良いし、気持ちよくも感じられ、五感にも豊かさを与えてくれます。
土留めなんかも必要ないのです。自然の山はフラットな土地はありません。外構や庭を作る上ではむしろ斜面がある方が自然で趣がでると思っております。



ブログが長くなりそうなので、今回はここまで。
次回は、雑木の庭の樹木の配置や植え方について書きますね。
ではでは。


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