2013年5月28日火曜日

カギヤビル

今回は、事務所を紹介致します。

浜松市の中心街の少し外れにある築50年以上の古い雑居ビル、カギヤビルの403号室になります。

まず、このカギヤビルのことをご紹介しますと。
このカギヤビルのリノベーションは「このカギヤビルを起点に街中に次の時代を担うコミュニティを作りたい」というオーナーの考えからはじまりました。
4階にはイベントが定期的に開催されるギャラリーがあり、2階には写真家の若木信吾さんが経営する「BOOKS AND PRINTS」という本屋さんもあります。

また、入居者は、アートやクリエーター、デザインなどに携わる者の制約があります。
それは、これからの時代、物質的な豊かさより精神的な豊かさ、いわゆる文化的な豊かさが求められる。その文化的な豊かさが人と人をつなぎ、「豊かさ」としてより強く再認識されることになるでしょう。というオーナーの思いがあります。
その思いに共感した人たちのオフィスやショップが入っています。


ぼくがいる403号室は、ぼくの他に3名います。オフィスをシェアしているわけです。
ブランドマネージャー ㈱55634
プロダクトデザイナー Chizu Ogai
・クリエイティブプランナー ㈱つなぎて

オフィスをシェアすることによって、経費面だけでなく違う業種の考え方も聞けたりと仕事をする上でも幅が広がっています。

室内は、
こんな感じです。
奥にある製図板でぼくは図面を描いています。

リフォーム前はここが事務所になるのか不安でしたね。

プランに行き詰まった時はブラインド越しに外を眺めてリラックスします。
そうすると結構いいアイディアがでてくるんですよね。

街中にいらした時は、気軽にカギヤビルまで遊びに来てくださいね。

ホームページができあがりました〜
是非、覗いてください。






2013年5月24日金曜日

掛川市M邸


道路勾配がきつく、道路と敷地も高低差が最大1m程度の現場でした。
傾斜や高低差がある敷地は、プランナーの力量が計られます。
きちんと土留めをしたらそこでコストがかかってしまいます。
逆に高低差を活かしたプランニングが大切です。
極力土留めはしないで法面で処理します。低木や下草とチャート石を組合せて自然な感じを演出しました。土留をするコストを植栽などに当てれば見栄えもよくなります。(土留をするよりも安く済みます。)高低差がきつい方は土留と芝生の法面の併用で処理しました。土留の材質をブロックなどで収めると他の部分との調和がとれなくなるのでここでは、御影石を採用しています。


また、高低差があれば階段が必要になります。
階段も一つの見せ場になってきます。
ここでは、大谷石の階段とコンクリートを張出すようにして陰影を付けてデザインしました。
門袖と階段が絡む所は門袖を浮かすようにしてアクセントを出してみました。

門袖とアプローチの位置も重要になってきます。
門袖は玄関ドア前に配置することで玄関ドアを開けた時に直接中が見えなくなります。アプローチは、高低差が少ない方に斜めに振ると階段が少なくなりコストもおさえられます。あとは、空いたスペースに植栽を配置すると緑の間を抜けていく気持ち良い空間ができてきます。
樹木は、2階からも緑が見える位の高さのものを入れると感じがよくなります。
外廻りをきれいに見せるアイテムはやっぱり植栽ですね。









2013年5月21日火曜日

白金台 自然教育園で植生遷移のお勉強

ここは、白金台にある、自然教育園です。
都会とは思えない緑豊かな場所です。
ここは、昔、白金長者という豪族が住んでいたみたいです。

豪族達は、館の廻りに土を盛り土塁をつくってきました。
この土塁は外敵や野火を防ぐために築かれ、その上にシイノキが植えられました。
土を盛ってから植えつけたことで大樹となっていったのでしょう。




この林は昔、松林だったみたいです。
植生の遷移が進み今の林となっています。
松は下から育った落葉樹に光を奪われ枯れ始め、その落葉樹もゆっくり育ってきた常緑樹に光を奪われ枯れ始めて、今の常緑樹林になってきました。

所々に枯れて倒れた樹木があります。
こうやって、遷移が進んでいくのでしょう。
こちらは、コナラ林。
このコナラ林もいずれ常緑樹の林へと移っていくのでしょう。


この自然教育園は、植生の遷移を生で勉強できるとてもいい所でした。

では、庭つくりにこの植生遷移の話しがどう繋がってくるのかというと、日本はほとんどが照葉樹林帯なので、ここで落葉樹ばかりで庭をつくるのではなく常緑樹を組み合わせて階層的な構成をすることが大切だと思います。
コナラなど落葉樹の下の木陰に常緑樹を用いたりして日なたでしか生育できない樹種、日陰で耐えてゆっくり生育する樹種、樹木が健全に生育できるような環境をつくるようにするのです。
樹木を適切に組合せてお互いの樹木が作り出す環境を生かしながら自然に近い植栽計画が必要だと思います。

奥が深い話しで、まだまだ勉強が必要です。
長い道のりですが楽しみながらがんばります。

2013年5月10日金曜日

白金台 八芳園

「四方八方どこを見ても美しい」に由来する、東京白金台の八芳園に行って来ました。
江戸時代初期から邸宅と利用され、1915年から庭園と建物が本格的に整備されたそうです。
自然の地形を活かした庭園は樹齢100年以上の木々があり、正に都会のオアシスと言ったところであります。


庭と建物の配置もよく考えられています。
庭を散策してちょっと休憩したいなと思う所にちょうど茶屋の建物があるのです。

その他にも所々にベンチや石の椅子などが設置してあり、庭を楽しむ工夫をされていて、とても気持よく感じられます。




この日は、祝日ということもあり結婚披露宴も何組か行われていました。


緑に囲まれての披露宴なんて素敵ですね。
そして、緑豊かなここを披露宴会場に選んた感性も素敵です。


大都会の中でも100年以上に渡って緑が愛されている場所があるのです。
言い換えれば、きちんと整備し管理していけば100年以上も豊かで気持ち良く、幸せな場所が作れるのです。緑にはそんなにすばらしい力があります。100年以上となると子から孫へと後世にも繋がっていきます。自分の代に植えた緑が後世にも繋がっていくなんて素敵だと思いませんか?!

でも、100年以上もきれいな姿で緑が残るようにしていくのも僕ら、提案し管理する側の力の問題もあると思います。
正しい知識とスキルを身に付けて行かなければなりませんね。

2013年4月27日土曜日

緑を多く入れるために・・・

植栽は、住まいつくりでは、欠かせない素材だと思います。
建物だけではいかにも構造物という硬い感じがしてしまいます。そこに植栽が入れば硬いイメージを和らげてくれて人工的なものから調和してくるのだと思います。
周辺に街路樹や隣地の庭があれば自分の敷地の植栽と繋がり、街とも調和してくるのだと思います。
また、季節によって葉っぱの付き方や色合いも変えてくれ毎日違う姿を楽しめます。

植栽は素晴らしい素材なので、なるべく多くの植栽を提案したいのです。
しかし、敷地や建物の配置によっては、駐車スペースやアプローチを確保すると中々植栽スペースを確保するのが難しい現場もあります。
そこを、なるべく多く植栽スペースを確保するのが外構プランナーのプラン力だと思います。(もっと、言うと建物の配置や設計地盤の高さを決める初期の段階から外構プランナーが入って打合せをした方がいいと思います。)


この現場は、駐車スペースを2台分確保すると玄関の正面まできてしまいます。
よくあるパターンですと駐車スペースのすぐ隣にアプローチを確保したくなります。

ここでは、アプローチの取り方を玄関に対して角度をつけて斜めにしました。
そうすると三角の隙間が生まれるのです。
そこを植栽スペースにあてることができます。それによって玄関の正面にも植栽が入り、ドアを開けた時も直接中が見えません。

階段の反対側にも植栽を植えれば緑の間を抜ける心地良いアプローチにもなりますね。



これ以上に量を多く、また背丈がある植栽を入れればもっと雑木林の気持ち良い感じになると思いますが、まずは、植栽スペースを確保するプランニングが大切だと思います。

コンクリートや石などで舗装するとコストも掛かりますよね。
それなら、プランニングの工夫で土のままにしてコストダウンを測り、少しでも多くの植栽を入れた方がいいと思います。



2013年4月17日水曜日

浜松市 緑の基本計画・・・果たして

今日は、前年度3月に施工した生垣申請の完了報告を浜松市に提出してきました。
完了報告は無事、受け取ってもらったのですが、最後に担当の方から
「今年度からは風致地区のみ生垣交付することになります。」
と伝えられました。
普通の宅地は、もう生垣が交付されないらしいです。
なんでですか?
と問いただすと
案の定、「予算の関係です。」
との返答が・・・。

そこって予算削ることかぁ〜!どうなってんの浜松市は!
浜松市では、 
緑の基本計画「みどり生活を愉しむまち・浜松」をめざして
というのを掲げているわけですよ。


この冊子に目を通すと
緑地の保全や緑化の推進に関して、その将来像、目標、施策などを定める基本計画が載っていいるのです。

いいこと、書いてあるんですよ。
浜松市には、山から川、海、湖、田園と多様な自然環境を備えているのでみどりを介して浜松でしかできないようなみどりとともにある暮らし、真に豊かな生活をしていきましょう。

具体的な目標数値も載っています。
10年後には街路樹も新規で3150本、増やすのですね。
どんな街路樹を増やすのでしょうか。
数値もそうですが、もっと大切なのは、質だと思います。
今現在ある浜松市の街路樹であれば無い方がいいですね。枝葉が伸びたからと言ってむやみに剪定して樹木そのものの形なんか無いですね。無様な姿ですよ。
余計にみどりは厄介なもの面倒なものと思わせてしまっていると思います。あれでは、みどりを推進することと正反対の動きですよ。
(ちょっと、話がずれてしまいましたが。)

 街路樹と親しむ事業の強化
住宅地緑化の啓発推進
緑化を推進する制度の充実

という文面も見えるのです。
生垣の交付制度の予算を削っていいの?!って思うのです。
みどりを増やす予算は逆に増やさないといけないことではないでしょか。


この冊子の冒頭にもあったように、浜松は多様な自然環境があるのです。
宅地や商業地、工業地にも緑化が広がれば、周辺の自然環境とみどりが繋がり、自然環境と一体になった街になるのです。
まだまだ、みどりは厄介なもの面倒なものと思う人が多いと思います。軽井沢や箱根などの避暑地の雑木林って気持ちいいですよね。害虫も殆ど見ないですよね。
ああいう自然な環境の緑化スペースを展開していけばいいと思うのです。
正しい知識とスキルで緑化していけば病害虫も付きにくく管理も楽な気持ちいみどりができると思います。
ぼくも、そこを目指してもっともっと勉強していかなければなりませんね。





2013年4月15日月曜日

お茶のお稽古

先日は、久々にお茶のお稽古でした。
腰を痛めていたのとなんだかんだで慌ただしく過ごしていたのでゆっくりとお茶のお稽古の時間も取れずにいました。


久々にお茶のお稽古に参加させてもらうと、普段の慌ただしい生活をリセットさせてくれますね。
雑音ばかりの日常生活の中で、お湯が沸く音、柄杓を置く音、水を注ぐ音など、耳を癒してもくれます。
また、一つ一つの動作、これをこなそうとすることが心を落ち着かせてくれてもいると感じました。

忙しいからといってお稽古を欠席するのではなく、忙しいからこそお稽古に出ないといけませんね。
そうすれば、日常生活ももっとゆとりが持てる生活が送れるのだと思います。



お道具も新しく揃えました。
今年は、しっかりとお茶と向き合っていこうと思います。